反物質流

たんものしちながれ

辻静雄三十回忌

辻静雄」って検索するとまず「著作家」って出るんだよね。生前あれこれした中で、やはり著作が後世に広く名を遺すのだな。深くという意味では組織つまり人を育てる仕組みをつくったのは大きかったのだろうが。今日は三十回忌。

辻静雄はもちろん学校を作ったのだけど、そこで教える人々を育てる仕組みを確立した。「キミ、フランス行って。来週から。」なんて伝説も聞くが、帰国すれば分野の第一人者として教壇に立ち、講義をまとめて著作にさせる。そうやって世界有数の知の拠点を築いた。

残念ながら直接お会いする機会は既に無かったが、僕もそうやって送り出されたひとり。行き先は自宅から10分の大学。就職して10か月で片道切符を渡され、結果的にちょうど5年で復職すると、新学科の柱のひとつを担い、分野の第一人者と共著で教科書も出版させていただいた。

その仕組みが今、どれだけの人に理解されているのだろうか。

 

あけましておめでとうございます。

ここも正月くらいしか書かなくなってしまったね。

まあいいか。

昨年は「軽く!熱く!」ってことで何でも挑戦してみたのだけど

人生すごく開けた。

とりあえずツイッター写真でつづる2021年てことで。

https://twitter.com/_yujin/status/1356165708896292865

https://twitter.com/_yujin/status/1357161571131166720

 

 

https://twitter.com/_yujin/status/1356130524176080903

 

今日は久々の出勤だったので

お造り買って帰ろうと思ったら

立派なイワシが安かったので

予定変更。

 

白ネギの値段が倍になってて

1本100円しないのだけど

思い切ってカゴに入れて

レジを通る。

 

あれ安かったなって思いながら

家についてレシートを見たら

白ネギが特売の白菜になってて…

 

もう一度スーパーに行って

白菜を手に取り事情を言って

白ネギで打ってもらって

これでスッキリ。

 

こんな些細なことも呑めない

自分だけ綺麗にしておきたい

そんな僕でも暮らしていける

いい国だよね。

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あけましておめでとうございます。

世の中は文字通り大変でしたが、個人的には良い年でした。

「明鏡止水」と言っていたなとさっき思い出しました。

己の心に従うという意味では、なかなか吹っ切れていたなと
思いますが、ちょっとラディカルだったかなというのと、
あまり難しいことばかり考えていても周りもついて来ないし
自分も疲れるので、今年は、日ごと目の前のものを大切に、
朗らかに過ごしたいと思います。

今朝は例年通り初詣の後、昨年元旦に始めたタッチラグビー
しばらくお休みしていましたが久々に参加してきました。
早起きして体を動かすと気持ちいいですね。

年末ずっと朝寝坊しては一日料理しては食べていたせいか
体重がこれまでの最高値を2キロ更新、昨夏からは4キロも
増えてしまいました。それでも標準体重よりはまだ3キロ下
なのですが。ストレッチに加え、筋力もつけていけたらと
思っています。

昨年4月から在宅勤務と自主隔離のため百万遍で独り暮らし
しているのですが、ここもそろそろ畳まないとなと思って
おります。

大切な方々と、共に健やかに、心穏やかに過ごせますよう。

本年もよろしくお願いいたします。

   令和三年 元旦

 

昨日すごい調律師さんに出会いまして。

 
出会ったのは半月ほど前なのですが。
学生時代に行きつけだったメキシコ料理店で。
 
近所の寮に住んでたなんて話をしたら
「そこのピアノを調律してた」って
ただもう何年も触っていないとのことで。
 
そしたらほどなく、そのピアノを大切にされていた
前理事長夫人の訃報が届きまして。ほんと突然に。
 
ああ、呼ばれたな、って。
 
「あなた、あのピアノをよろしく」って。
 
早速、例の店を訪ねてそこから電話。
翌日にちょうど時間があるからということで即決。
 
寮の事務室に聞くと、実は別の方にお願いしていたのだけど、
調律だけでは難しい状態、なのだとか。
 
その方、到着するなりピアノの前に座り
(ピアノへの)あいさつ代わりとばかりに
軽くホンキートンクなフレーズを奏で
「大丈夫そうですけどね」と。
 
「こっちのアップライトは子供の散髪みたいなもんで」
驚くほど安い値段を言われ、そのまま作業開始。
 
調律師に特有のもったいぶった感じは微塵もなく
気の置けない旧友のように、ピアノをバラしだす。
 
「ちょっと触ってやれば10年20年いけますよ」
「ホントに調律しかしない方が多いですけど」
「まあ音も好みがあるんですけどね」
 
ハンマーの先をちょちょっと触ると音色が整う。
 
「いろいろお話いただくんですけどね」
「弦が半分も切れたようなのをタダ同然で直せとか」
「やりましたけど」
 
組み直す際、何かが落ちたので拾い上げると
折りたたんだシールの裏紙だった。
 
「スミマセン、扱いが悪くて」
 
ポケットにねじ込もうとすると
 
「あ、ちょっと、それ」
 
鍵盤の微妙な高さ合わせに挟んであったものだった。
 
金属パーツを磨いて、その日の作業は終了。
 
来週はいよいよグランドピアノ。
テンション上がりっぱなし。