反物質流

たんものしちながれ

2015-01-01から1年間の記事一覧

さてお陰様で無事に43歳を迎えましたので、この一年を振り返りつつ次の一年の抱負など述べたいと思います。

まず今年は現在進行形でお世話になっていた方々が立て続けに世を去られ、まだまだお世話になりたかったのにと残念でならない一方、実情は未熟でもそろそろ第一列に並ぶ覚悟も必要なのかと思わされる一年でした。曰く「稽古不足を幕は待たない」。 厄も明けた…

もちろんコンピュータ自身は戦略的な意思決定を行うことはできない。 この一文がやけに引っかかった。 この文が実際に意味するところは 「人間は戦略的な意思決定をコンピュータに委ねることはできない。」 なのではないか。 そしてそれは本当に、今後ともそ…

学校でのコンピュータ使用の件、ドラえもんで言うと

学校のPC増えると生徒の成績下落 OECD調査:朝日新聞デジタル 学校でのコンピューター使用、成績向上に効果なし OECD調査 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News といった見出しで紹介されている件、OECDの元ネタがこちらです。報道は例によって若干ニュア…

「そのように考えます。」

今日ね、駅前で演説してる人がいて。 いつもの政治の人たちとは ちょっと違うなと思って。 第一、マイク持ってないし。 どうせ赤信号だし、ちょっと耳を傾けて 聞いていたんです。 ちょっと心が弱っていたのもあって。 ふんふん、って。 青になったので、あ…

今日ね、駅前で演説してる人がいて。 いつもの政治の人たちとは ちょっと違うなと思って。 第一、マイク持ってないし。 どうせ赤信号だし、ちょっと耳を傾けて 聞いていたんです。 ちょっと心が弱っていたのもあって。 ふんふん、って。 青になったので、あ…

a thought

鴨川デルタという所があって、賀茂川と高野川が交わって鴨川になる。 賀茂川を上がれば今の家、高野川を上がればかつての職場、そして 鴨川を下れば木屋町がある。川沿いの道を僕は自転車を駆って行く。 そんな歲月を束ねる、ここは扇の要のような場所。 コ…

学生時代、バブルは終わった、皆がそう実感した頃だろうか、 同窓生と集まり、そのまま俊太郎の家に押しかけて泊まった。 先に起きて、当時まだ第一線のアナリストだった植草先生と 代議士さんの討論番組を見ながら、俊パパと朝食。 植草先生が数字やグラフ…

羽化

蛹化の直前に山椒の木に戻したアゲハの一匹が今朝、羽化しました。 実はもう一匹は寄生蜂にやられたようで、小さな穴が空いていて 萎んでしまいました。そういえば蛹になる前の動きが怪しかった あれは、寄生した蜂のせいだったのかも知れません。 知る限り…

将棋

日曜日、アゲハの観察を終えて家に入ると、倅が将棋をしようと 言ってきた。塾通いに忙しい倅が久々の将棋サロンへ行った日で 負かされた腹いせにか親父と勝負してやろうという魂胆だろう。 僕は駒の動き程度しか知らないので一手10分以上かかることも 多い…

アゲハ

子供たちが飼っていたアゲハの幼虫がそろそろ蛹になりそうで ケースの中では羽が伸びないということで山椒の木に戻した。 ふと見ると、二匹のうちの一方はもう幹にじっとして動かない。 もう一方は尻尾の側をだらりとぶら下げていたかと思うと 糞をしたのに…

アゲハ

子供たちが飼っていたアゲハの幼虫がそろそろ蛹になりそうで ケースの中では羽が伸びないということで山椒の木に戻した。 ふと見ると、二匹のうちの一方はもう幹にじっとして動かない。 もう一方は尻尾の側をだらりとぶら下げていたかと思うと 糞をしたのに…

イーハトーヴの発電所

高校生の頃、尊敬する人はグスコーブドリと言っていた。 農村を飢饉から救うために自ら犠牲となり火山を噴火させる科学者。 よくわからなければアルマゲドンのブルース・ウィルスでも イメージしといてくれ。 長らくそんなことを考える機会すらなかったけど…

amazonマーケットプレイスについて

amazonマーケットプレイスで古本を買ったんです。 本体29円+送料257円。状態は「良」とのこと。 で、送られてきた本は一見すると新品のようでいて、 開くと大半のページに書き込みがあって。 まあ読むのに支障ないしいいかと思いつつ、何となく コンディシ…

野呂松人形

いつものように独りで朝食を摂りながら、ふと目に止まった芥川龍之介全集を手にとって、一番短い作品を読み始めた。 友人に誘われるままに、野呂松人形とかいう古典芸能の鑑賞に訪れた主人公。 僕たちの書いている小説も、いつかこの野呂松人形のようになる…

近況

それまで使っていた部屋を先週突然追い出され 三畳の書庫兼書斎が書庫兼書斎兼寝床兼というか 僕が専有できる唯一の空間になり、ここ数日は 半分に折った布団で体を屈めて寝ていたのですが 今日は出町柳のニックもといケーヨーデイツーで 突っ張り棒を求め意…

ゆけ、オッサン

一週間ほど渋谷・新宿で乗換を繰り返していたんですが 街に宣伝広告が多いというか、カネかかってるなというか いかにも「優秀なクリエイティブ」が作ったっぽいというか でもまあ他の街にあったら却って寒いようなというか ぶっちゃけここまではどうでもい…

ファスト文化と履歴書

手書きの履歴書の是非がまた話題になっているようですが。 時間もないので余計なことはあまり書きませんが、 履歴書に何を求めるかというのは、とりもなおさずどのように遇されるべき人を求めているか、であろうと僕はそのように考えます。 従業員って何に近…

研修とヌルヌルの深い関係

今週いっぱい外部研修で東京に滞在している。自腹である。 使い捨て髭剃りを使いながら、共産圏ではこのヌルヌルは付いていないのでは、と、例によってショーモナイことを考えていた。共産圏は「貧しい」だとか「不親切」だとか「肌が強い」とか、そんなこと…

道徳って大事だなと思う反面「道徳」の授業には冷ややか。

「道徳」というと特定のイメージがついてまわるので やや作為的だが「正義」と言い換えておく。 カッコはつかないけど。 正義はひとつじゃない。世界には色々な正義がある。 日本にも、自分の中にさえ、色々な正義がある。 でもそれらの正義のもうひとつ奥に…

未来は明るい。

30年前、未来は明るかった。 とりわけ「科学技術」がキラキラ輝いていた。 科学万博つくば'85はその象徴だった。 ニューメディアの描き出すイリュージョン しかしそれは文字通りの幻だった。 よくできた紙芝居でしかなかった。 もっとも、バブルの時代には …

さて今日から春でして。

厄も明け、朝からお参りしてきました。 三年間を振り返ると、決してひっそりと過ごした訳ではなく育友会長を仰せつかり、家を建て、職場でも結構な大仕事を手がけさせて頂きました。 それぞれがくもり一つない大成功という訳ではありませんが反省点からも学…

アメリカの兵士は少し死ぬ アメリカの市民は死なない アメリカの爆弾はたくさん殺し 死者の子は戦士になって アメリカと戦う アメリカは今日も正義の爆弾を落とす 死者の子は正義などないと言う

1995年1月17日。20年前のあの日を思い浮かべていた。 ちょうど卒論の大詰めで、朝型に切り替えようと早く寝て、そろそろ起きようかと思っていたところだった。 比叡山の裾野に立つ鉄筋コンクリートのマンションは頑丈だったが、それでも経験したことのない揺…