反物質流

たんものしちながれ

2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

輪廻と解脱

いつもいつも いつもいつも 同じ話をされるのは いつもいつも いつもいつも 同じ振りをするからだった いつもいつも いつもいつも 同じ振りをするのは 何度聞いても 何度聞いても 欲しい答えじゃないからだった

この星の上で

昔むかし地球には 綺麗な花が咲いていました 昔むかし人間は 素敵な笑顔もっていました 悪魔の囁きに そっと耳を傾けたその日から 人は微笑み忘れ 母なる大地に唾を吐き捨てた 灼熱の七日間 そして 終わらない冬が訪れた 解けないパズルの箱を開いた 愚かな…

祭りのあと

卒業式の祝辞を終え ご報告かたがた この一年で人生の舞台を降りた 賛助会員さんを訪ねて回る。 書類をファイルに整理すると 足りないページ、未刊のままの原稿、 やり残したことが浮き彫りになる。 ファイルをもって育友会室に行くと ちょうど新役員の初会…

あの日の夢

憶えているかい君と僕とで あの丘に登ったあの日のこと 草に寝そべって肩を並べて 空高く聳え立つあの樹の下で もうすぐ僕らも大人になって 夢を忘れ現実に追われるけど 今でもあの丘のあの樹の下に 刻まれてるよ僕達のあの日の夢 君は空を見上げ素敵な未来…

スタバ

朝1杯のコーヒーが300円。 まあ安くはない。 でもおかわりは100円。 その日のうちなら別の店でも。 ってことは 1杯あたり200円。 でもって 帰りの1杯は我慢すると 100円の節約。 ってことは 朝の1杯は都合100円。 あれ?

真夏のオリオン

夜しか逢えないそんな君に僕が恋をしたあの夏 早起きの太陽を恨んだりしてた 夜が明けても帰らない君を僕は抱き寄せてみても 一日だけの英雄にはなれず 真夏のオリオンはこんなに近くにいるのに 輝く太陽が僕には眩し過ぎるから こんなに近くにいるのに 冬が…

車窓の風景1

電車に乗ったら、みんな(本当に大多数の人が!)四角い板を握って、 ニヤけたり顰めっ面をしたり、撫でたり叩いたりしている。 中には気の触れたように激しく擦り続けたり、 その板で耳を塞いで宙に話しかけたりする人までいる。 そうして肌も触れ合わんば…

僕の足は曲がっている。 左足はいいが、右足がいけない。 膝を浮かせて振ったとき、左は刀のように空を切るが、 右の足はフラフラとみっともなく揺れる。 子供の頃、父にも言われた。 まだ僕が半ズボンだった頃。 父は自分で直したのだそうだと、母が言って…