フェラーリ対プリウスの件
なんかテレビで子ども達にフェラーリかプリウスか選ばせる番組があったらしい。
で、10人中9人がプリウス選んだとかって。
別に好きな方を選んだらいいし、どうせヤラセなんだろみたいな思いもあるし、
どうでもいい話だと思いながらも、何だかずっと気になって仕方ない。
夢がない?
それもある。でもちょっと違う。何とも言えない違和感。
リッター3キロと30キロだったら10万キロで3万リットル、ドラム缶150本、
排出二酸化炭素70トン、10年分として杉500本、ざっと2反分の差があるわけで、
確かにエコも大事なんだろうけど
だったら電車で行けよ
と。タール何ミリとか言ってんならタバコなんか吸うなよ、と。
それとな、これはすごい主観的なんだけど
1台のポルシェを30年乗る、それが俺のエコだ。
っていうのもカッコイイじゃないか。
(引用なのでポルシェになってるけど細かいことは気にすんな。)
それで書いててわかったけど、プリウスっていう車はどこまでいっても
手段であって目的には成り得ない、あるいは目的―手段という二元論でしか
語ることができない、そいういう可哀想な車なんだなって。
俺は毎日、家から職場まで片道2時間かけて通っている。電車な。
単なる手段だと思ったら正直やりきれないだろう。
でもそこで会う人がいる、風景がある、誰にも邪魔されずに
過ごす時間がある。
ま、そういうことだ。
追記
俺が免許取ってすぐに先輩から譲ってもらったAE85は83psと非力ながら
軽量でチャリンコみたいな感覚の車で、一緒にあちこち行ったのは
20年たった今でもいい思い出。最後はスクラップ工場に自分で乗って行った。
そういえば陸運で財布なくして家まで10キロ歩いて帰ったよ。