反物質流

たんものしちながれ

何事につけ、自分から打って出ると大概失敗する。受けて返すのが自分の強み。経験的にそう自認していて、自分から打って出ないものだから、ますます不得手になり、流されるまま、それでもまあ、それなりに器用に、受けて返して、いい感じで生きてきた。それで手に入らないものは、縁がなかったと、指を咥えて見送り、時々思い出しては、そんなセンチメンタルな気分がけっこう好きだったりする、なんてうそぶいて。そういうのはもう嫌だと、いい加減こんな歳になってだけれど、ようやく立ち上がろうと、膝に手をかけたものの、果たして立ち上がれるか。その途端、よろめき倒れて打ちどころが悪く、なんて。それでもいいから、立とうと、いましている。

生産工学 第1講 (1)生産工学とは

世の中には色々な学問があって

この国では「理系」「文系」などという括り方をされますが

理系の方向にずーっと行くと、一番先の遥か彼方には

数学・物理学といった世界がありますね。

文系の方はというと、これまたずーっと先の遥か彼方には

神学というものがあります。

でも理系の極みにある数学・物理学の世界と一番近いのは

実は神学だっていう話もあります。

つまり、両者は遥か深淵の彼方ではつながっていて

円環になっている、ということです。

で、理系回りでも文系回りでもいいのですが、その円環の

いちばんこちら側、最も卑近なところにある学問、

ネジ一本の原価を零点何銭削って儲けを出す、

それが生産工学なのです。

 

新年のご挨拶

皆様、あけましておめでとうございます。

有り難いことに毎年恒例のようになりました、
花園ラグビー場への母校応援の元旦、
往路の車中でこれを書いています。

昨年は「相手あってのことだから」を目標に
一年を過ごして参りました。目標というには
達成度の評価が難しい感じではありますが。

色々な人とぶつかることも多い一年でしたが
その度に気づくのは、相手も決して悪い人
だったりズルい人だったりする訳ではなく、
こちらを思って、あるいは守るものがあって
相応の主張をしているのであったり、あるいは
こちらの出方が脅威となって、防御として
強く当たってきたりしているのだということ
でした。むしろ自分の方が、相手から見れば
狡く映ったりもしたのだろうなと思います。

引き続き、相手の立場、自分の立場を冷静に
見つめ、穏やかで建設的な議論を経て、
共通の目標を定め向かっていけるような
そんな人になれるよう心がけたいと思います。

さて今年の目標ですが、

 無理をせず、進んで、楽しく、適量に

とすることにしました。

今春からもまた大役を仰せつかる予定です。

質量ともに力量以上のものを目指すあまり
消化不良で本来なら得られた成果さえも
逃してしまうことの無いよう、かといって
消極的になり過ぎることも無いよう、
等身大の自分を受け入れ、自他ともに楽しく
ことに当たれることを目指したいと思います。

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

 

ご報告

最後まで残っていた先生名義の契約を解除してきました。

身内じゃないとちょっとした手続きも色々と面倒なのですが
今回は時間はかかったものの比較的スムースに終わりました。

終えるまでは別にそんな気分でもなく、ただ早くしないと
無駄にお金もかかるし支払い面倒だしという、それだけ
だったのですが、終えてみてふと、そんなことを思いました。

実際、カード払いになっていたのをそのままにしていて
引き落し口座は早々に閉じカード会社に振り込んでいたのを
ちょっと油断したら催告状まで届いていて、慌てて連絡して
予想外に丁寧な対応で拍子抜けしたりしていました。

契約の際も一緒にショップへ行き、聞こえるように
「先生」と呼んでいるのに店員さんが「お母様」と言うのを
苦笑いしていたのですが、まさかそれから50日足らずで
旅立ってしまうとは。

ちなみにここ(ドコモショップ高野店)の方は皆さん
とても丁寧で、まあ、その分、待ち時間は長いのですが、
それでも分かるまで説明してくださるのでとても助かります。

手続きを終え、1年ぶりにCafe Airへ。

食事もままならない状況の中、先生がここのものならと
通っていたお店。当時のシェフは福井だかへ行ってしまい、
ちょうど1年前に交代したばかりの方も、年明けで降板、
後任はまだ決まっていないのだとか。

ひと息ついて、雪の中を自転車で帰宅。

やること山積だけど、今日はもうゆっくりしよう。

僕も46歳になりました。

 

これ読んでからずっと、何とも言えない気分でいた。
いや、読む前からあった何とも言えない気分が
ハッキリとした言葉になって向かって来た。

note.mu

この戦いは、戦い続ける人生は、いつ、いつになったら、
一体どういう形で、終わるのだろうか。

そしてその、戦いの、勝者は誰で、一体どのようにして
報われるのだろうか。

あるいは勝ち残り、あるいは途中で敗退して、
その戦いの舞台から降りるといって、どこに、どのように
降りることができるのだろうか。

いや既に書いてしまっているが、戦い続けるしかない、
戦うこと自体が人生な、そんな戦闘マシーンを、
我々は作っているのだ。

勝ちも負けもない。壊れるまで戦うだけの人生。

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幸あれ。

家を出て賀茂川に至る頃
大文字に隠れたままの
朝日が雲居を染める

躑躅から紅緋を経て
輝きを増す鬱金

西方の鴇羽をまた
篠の目に見る人を思う

掌には
垂れ込めた雲が映す
仄かな珊瑚

陽はまだ昇らない