反物質流

たんものしちながれ

はじまった。

気がつくと、何かに導かれるように、トコトコと動きだしていた。

強い力ではないのだけれど、あれやこれやが、勝手に動きだし

互いにつながって、一つの大きな流れになっていく。

これまで何度も、無理にでも進もうとして、押し戻された

その道を今は、背中に風を受け、転がるように進もうとしている。

あのとき阻んでいたものは、いったい何だったのだろう。

これから僕は、どうなるのだろう。

何だか、楽しみだ。