電波の出る話
最近、書店で本を求めることが増えた。ウロウロしていると、向こうから呼びかけてくる。そんな中の一冊。
この本は、頭のいい(と自分で思っている)人のために、そういう人が陥りがちな問題について書かれている。学習性無力感の話。
この著者の本の中ではカタい方らしい。この手の本にありがちな寄り添う感じもあまりない。でもこの本のターゲットである頭のいい(と自分で思っている)人なら、この上なくシンプルで、論理的に書かれていると感じるだろう。人によってはタイトル通り「一瞬で」効果が出るかも知れない。
内容はざっくり以下のような感じ。
- 体はものごとを快/不快で判断する。
- 頭が快/不快の判断を歪ませるのが無気力の原因だ。
- 理屈や他者からの嫉妬が、快/不快の判断を歪ませる。
他者からの電波は、ミラーニューロンによってキャッチされる。目を合わせることで伝わることが実証されているそうだが、部屋の空気や、文字列の中のちょっとした字句でも、伝わるのではないか。
僕も変な電波を飛ばさないよう「100%快!!」というとき以外、自分だけのノートにそっと書き付けてしまっておくようにしようと思う。既に出してしまったものは、消してもアレだし、仕方ないかな。