新しい時代の幕開けにあたり
ということで、はじまりました。令和。
霧雨の中、新調した背広で、猿田彦さん、御霊さんにお参りしてきました。
今日は何十年ぶりかに復活する御霊さんの神幸祭でもあります。
昨夜は久々に皆で銭湯へ行き、麦酒を飲みながらテレビを見ていました。
何だか大晦日みたいな、というのがキーワードのようでしたが、こうして
まったりと寛いで新しい時代を迎えられるというのも、昭和最後の日の記憶の
ある方々には、まさに隔世の感ではないでしょうか。
あの日は本当に、世界から色が消えたかのようでした。
今上天皇御存命のままの退位は202年ぶりとかで、記録をしっかりと残し
大切に扱うのが此の国の正統なのだなと改めて思いました。
歴史に学ぶか、教訓に学ぶか、両者は同じでもないし、排他でもないですが、
このあたりは、その国のあり方をよく表しているようにも思います。
戦前生まれの父は天皇制には明確に反対していたのですが、それはひとり
天皇の問題ではなく、やれ自分は誰某よりも近いだの、やれ大御心だのと
私心丸出しの有象無象が跋扈する元になる、その挙げ句があの戦争だという
そういうことだったようです。学者らしくちゃんと書いたものを遺している
のですが、まだちゃんと読んでいないものでスミマセン。
平成の時代を担ってこられた上皇陛下、近年は憲法や国民への影響には
細心の注意を払いながらも、かなり踏み込んだお言葉も見られました。
その思いはお察しするに余りありますが、やはり先の大戦とその後の
ご経験の影響は、非常に大きいのではないかと思います。
さて、新時代、和暦を使うの使わないのという話もありますが、
まずは人生、楽しんだ者勝ちですね。
どこか軽々しくも親しみをもって
というのが新時代のキーワードではないでしょうか。