理想の代償
中小クリーニング店が軒並み廃業に追い込まれる。
2000年頃のドイツあたりでの話です※。
ドライ溶剤(パークロ)規制が猶予期間も程なく施行され
設備の入れ替えに出せるお金もなく苦渋の決断。
後ろ足で砂をかけるように、すでにある土壌汚染も
各自で回復をはかることとか。
※いい加減に書いてますが当時私は関連学会の企画委員で
ケルンの洗濯科学研究所も訪問しています。
間近くは、浜名湖でアサリ不漁につき潮干狩り中止。
「来年以降、しっかりとアサリの量を確保するため」
その他、漁業資源(お魚さんたち)に関わるところで
いくつか話題に上がっているのはご存知の通り。
「未来に借りをつくらない」ための大英断には敬服する。
ところでこの週末は、ヒトとヒトの社会との関係での問題が
あれこれ話題になっていました。
ネットやテレビで無責任な意見を垂れ流す前に
どれだけの代償を、自分自身が払う覚悟あるのか
少しは考えたらと思うのだが。
「方向性」というのと、「今」できていないとダメといのと、
そのあたりも整理したらと思うのだが。
「車椅子完全対応」「労働基準法完全準拠」した日には
街場の料理屋の大半は廃業し、残りも大幅な値上げが必要。
我々庶民の口には到底入らないものになるのは必至だ。
※多くの料理屋は個人事業主で、違法性を指摘するものでは
ありませんが、身を粉にして働いています。